金原ひとみ(芥川賞作家)の経歴と現在『YABUNONAKA』に込めた衝撃の思いとは?【情熱大陸】

テレビ

こんにちはSAKUです♪芥川賞を最年少で受賞し、衝撃のデビューを果たした作家・金原ひとみ。2025年6月22日(日)23:00~放送の『情熱大陸』では、22年にわたる作家人生とともに、最新作『YABUNONAKA』に込めた想いが明かされます。

不登校だった幼少期から、作家としての矜持、そして離婚後の新たな生活まで。自らを「撮られている姿は実体とはかけ離れている」と語る金原ひとみが、なぜ今このテーマを描いたのか?番組の内容をもとに、金原さんの経歴と現在、そして『YABUNONAKA』の核心に迫ります。

金原ひとみ(芥川賞作家)の経歴と現在
『YABUNONAKA』に込めた思い

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芥川賞作家の金原ひとみさんについて、みていこう♪

金原ひとみの経歴 デビューから現在まで

https://be-story.jp/people/131336/

金原ひとみ(かねはらひとみ)
生年月日:1983年8月8日 (現在42歳)
出身地:東京都
学歴:文化学院高等課程中退
職業:小説家

金原ひとみさんは、小学校4年生のときに不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていません。小学6年の時に父親の留学に伴い、1年間アメリカ・サンフランシスコに暮らす。小説を書き始めたのは、12歳の頃。2003年、20歳のときに『蛇にピアス』第27回すばる文学賞を受賞翌年には同作で芥川賞を受賞し、最年少クラスでの受賞ということもあり、一躍注目の作家となりました

2003年:『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞受賞
2004年:『蛇にピアス』で第130回芥川賞受賞
2005年:集英社の担当編集者と結婚
2007年:アニメ映画『カフカ 田舎医者』で映画初出演、第1子(長女)を出産
2010年:「夏旅」で川端康成文学賞最終候補
    『トリップ・トラップ』で第27回織田作之助賞受賞
2011年:第2子次女を出産
2012年4月11日:NHKのトーク番組『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演。生放送への出演は自身初。
2012年:『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞
2020年:『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞受賞
2021年:『アンソーシャル ディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞受賞
2022年:『ミーツ・ザ・ワールド』で第35回柴田錬三郎賞を受賞
2024年:離婚したことを公表

『AMEBIC』『トリップ・トラップ』『マザーズ』など、内面の葛藤や女性の心情を描いた作品を多く発表。息苦しいほどの閉塞感、鋭い感情表現が特徴とされ、10〜20代の女性から強い支持を集めてきました。

2020年代に入ってからは、より多面的な人間描写に加え、読後感に爽やかさや希望を残すような作品も増えてきました。

離婚後の生活

金原ひとみさんは、2024年に離婚。結婚が早かったので、熟年離婚と語られていました。

「視界がクリアになった」と離婚して感じたと話していた、金原ひとみさん。

情熱大陸では、私生活にも踏み込んだカメラが向けられました。離婚後は子育てをしながら、変わらぬ創作活動を続けている金原ひとみさん。作家としての顔とはまた違う、母としての素顔が垣間見えます。

『YABUNONAKA』とは?原稿用紙1000枚に込めた思い

https://wired.jp/article/book-review-yabunonaka-hitomi-kanehara/

金原ひとみさんが2025年に刊行した新作『YABUNONAKA』は、性加害をテーマにした群像劇。原稿用紙にして1000枚以上、自己最長のボリュームを誇ります。

作品では、さまざまな立場・性別・背景を持つ人物たちが登場し、それぞれの傷みや矛盾、沈黙が交差していきます。加害と被害の構造を一方的に断罪するのではなく、「語られなかった声」や「見えない加担者」までも描き出しており、読者に深い問いを投げかけます。

金原ひとみさんは、性加害の告発に賛同する思いを持ち「私自身のやり方で声を上げていきたい」と語られていました。528ページの大作で現代社会を描き切った。

情熱大陸の取材中、金原ひとみさんはディレクターにこう語っています。

「撮られている自分は実体とはかけ離れているっていう確信がある。私の本質というのは、私の小説にしか表れないと思う。」

https://www.mbs.jp/

作家として、ひとつの作品に魂を注ぎ込むその姿勢がこの言葉に集約されています。『YABUNONAKA』は、単なるフィクションではなく、金原ひとみ自身の「生きた声」でもあるのです。

まとめ

『情熱大陸』で紹介された、金原ひとみ(芥川賞作家)の経歴と現在と『YABUNONAKA』に込めた衝撃の思いについて、まとめました。

金原ひとみさんは、1983年生まれの東京都出身
◎小学4年生から不登校にねり、文化学院高等課中退
◎12歳の頃に初めて小説を書き始めた
◎2004年『蛇にピアス』で芥川賞受賞
◎2005年に結婚、2024年に離婚
◎2025年に刊行した新作『YABUNONAKA』
◎性加害をテーマにした群像劇で、原稿用紙1000枚以上
◎金原ひとみさんの思いが描かれた一冊

金原ひとみさんの言葉や作品には、常に「いま」という時代を見つめるまなざしがあります。不登校児だった過去、作家として走り続けた日々、そして母として生きる現在。そのすべて『YABUNONAKA』という物語に注がれています。

誰もが声を上げにくいこの社会で、物語が担える役割とは何か。金原ひとみさんの姿勢と作品から、そのヒントが見えてくるのではないでしょうか。

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